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133 「仁王」に込めた想い

どうも!えどです!

久しぶりに指名が来たので書きます!!

良いタイミングだと思うので、「仁王」について

作者としての想いを書こうと思います。

面白いかはわかりませんが、よかったら最後まで読んでくださいね!

まず、テーマである「笠寺観音の仁王像」

今年のテーマは2017「一里」のどまつり終わった頃からイメージがありました。

二年目の「二」という文字もあるし、男女で掛け合う構成が何処か頭にあったので。

でも形になり始めたのは、

テーマ探しのため、実際に住職にお話を聴きに行ってからです。

三代目住職の吉川さん。

歴史ある笠寺観音を守り、次の世代へと繋げようと全力を注いでいる、すごい方です。。

お話を聴くと、

笠寺観音は町の人たちの拠り所だったことが良くわかりました。

戦争の被害に巻き込まれたこともあったそうです。

このテーマに決めようと決心したのは

吉川さんの生き方にドラマを感じ、

そして僕に強く影響を与えてくれたからです。

吉川さんは、笠寺観音を守り続けて来た先代たちの姿を見ています。

おじいさんの代、お父さんの代も側で見て、自分の代。

「時の流れは決して止まらない。

先代の想いも背負って、今が在ると思う。

目まぐるしく変化していく時代の流れの中で自分のできることは

”次の時代に残す”こと。」

とおっしゃっていたのを今でも忘れません。

歴史あるものを次世代へと残す

と言うことは簡単なことではありません。

想像もつかないような苦労があると思います。

ですが、「やる」と決めた。

自分の道を自分で決め、歩んでいくことを決めた。

それは、笠寺観音を「守る」と言うこと。

この話を聞いて、真っ先に思いついたのが

そう、「仁王像」たちです。

本殿の真正面にある門で、

外部の邪悪なものから観音様を守っています。

そして、笠寺の町、人々も見守ってくれています。

どんなことがあろうとも「守る」と言う意思は揺らがないであろう、この堂々さ。

江戸時代から今日、そして今日から未来へ、

時の流れを目で見るように感じました。

この仁王像は江戸時代からあるんですよ。

小さい頃に「言うことを聞かないと、お仁王さんとこ連れてくよ」と良く怒られました。

迫力がありますよね。

実は、この立ち姿から演舞のOPの雄叫びや、メロディーが生まれたんですよ!

そしてこのメロディーで表現したかったのは、力強さだけでなく「時の流れ」ですね。

「時間は止まることなく、続いていく。」

と言う住職の言葉にも在るように、

「守る」と決めた「想い」はこれからも生き続けていく。

だからこそ

OPのテーマを、もう一度曲のEDにも持って来ました。

これは自分の中で一番と言っていいほどの”こだわりPOINT”ですね!

この曲を製作しているときに自分への挑戦だと思って、篠笛、エレキも僕が演奏しました。

これは是々非々ありましたが(笑)

やってよかったと思ってます!

今年の歌い手「あいか」

見た目、話してる姿とは想像できないほどの

声に宿る「魂」を僕はまだ扱い切れていません。。。

もっともっと頑張ろうと、あいかには思わされます。。。

だからこそ!

2019年度の演舞曲、すごいことになってますからご期待ください。ニヤニヤ

あと、この曲ができてから、絶対に形にしたいと思っていたことは、

住職にも演舞に参加してもらいたい!

と言うこと。

その願いも見事に叶えることができました。

そう!

巨大なうちの旗の文字、衣装の文字、そしてどまつりで使った地方車幕の文字!

チームにぴったりの文字で背中を押してくれました。

特に旗はいつ見てもパワーを感じます。。。

さあ、たくさん書きました。。。

熱く燃えるような強い想いは時代を経ても、繋がります。

その自分で決めた道を今、踏み出していこう。

そんな思いで作った、「仁王」です。

12月頭でこの曲は振り納めです。

感謝の気持ちと、全力のリスペクトを込めて、

最後まで踊り抜きますね!!


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